居間のテレビを買い替えたところ、BDレコーダーの電源をONしたときに限りテレビ画面にブロックノイズが出たり、チャンネルによっては「信号レベルが低低下している」とアラート表示されて視聴できない状態になりました。このままでは録画しているときにテレビが見れません。さて、どうしたものか…。
先日、12年ぶりに居間のテレビを買い替えました。12年前のテレビと言うと、はるか昔のオンボロのように聞こえますが、私のようなアラフォー人間にとって12年はちょっと前くらいの印象であり、また故障もしていないのでテレビとしてはまだまだ十分に使えるレベルです。ではなぜ買い替えることになったのかと言いますと、12月にサンタさんがニンテンドースイッチを我が家に持ってきたことに起因しています。
つまり、我が家のテレビは入力端子が古くてD端子しかなく、HDMI入力端子が無いため変換ケーブル無しではニンテンドースイッチがつなげなかったのです。また、テレビ側に設けてある入力端子は、黄赤白の3本端子が二組とS端子が一つ、さらにD端子が一つというアナログ主体の布陣に対し、テレビにつなぐ側の機器はBDレコーダ、Wii U、ニンテンドースイッチというデジタル機器3台という構成のため、たった一つしかないD端子を複数の機器で取り合うことになってしまい、毎度毎度繋ぎ替えをしなければならないという面倒な事になっていました。子供の友人(小学生)がこの惨状を見て「テレビ買い替えたほうが良くないですか?」と進言してくれるほどの状態です。
ということで、まだまだ十分使えるテレビではありますが、一念発起して買い替えることにしました。
購入したのはSONY製のBRAVIA KJ-55X9000Eです。55インチのSONY製液晶4Kテレビは3機種ありましたが、最も高い機種は画面横にスピーカを設置したもので、20万円半ばとかなり値が張る機種なので却下。残りの2機種のどちらにするか検討しました。店頭で画面を見たところでは両社の間に明らかに画質の差がありました。8500のほうは白っぽいというか画面がぼやけたような印象で、見比べると歴然とした差があります。1台だけ家に置いてある状態であればさほど気にならないかもしれませんが、どうせまた10年以上は同じテレビをこき使うのでしょうから後で後悔するよりは奮発して値段の張る方を購入することにしました。
さて、年明け。念願の新しいテレビが我が家にやって来ました。配線を業者の方にやっていただき最後に動作確認をしたところ特定のチャンネルの映りが悪く、ブロックノイズが入ってしまっています。業者の人がBDレコーダとテレビをつなぐ配線を刺し直すと解消しましたが、業者の人が言うには分波器が劣化してしまっているかもしれないとのことでした。
果たしてその翌日、早速特定のチャンネルが映らない事態が発生しました。特定チャンネルを表示するとちょうど下の図のような画面になってしまいます。
念のためテレビとBDレコーダのアンテナレベルを確認したところ、以下のことがわかりました。
- BDレコーダの電源をOFFしているときは全チャンネル表示できる
- BDレコーダの電源をONすると映らないチャンネルがある
- BDレコーダ単独でも受信不可能なレベルにアンテナレベルが低下している
早速googleで原因を検索してみたところ、HDMI端子でテレビとレコーダーを接続するとノイズが発生してアンテナレベルを下げる場合があると書かれていました。確かに今まではBDレコーダとテレビはD端子で接続していましたので、その可能性は大いに考えられます。試しにHDMIケーブルを抜いてBDレコーダの電源をONしてみたところ全チャンネル表示できました。やはりHDMIケーブルが主因のようです。
さて、もう一度googleで対処法を見てみますと、ノイズの影響を遮断するにはHDMIケーブルをアルミホイルで覆うと良いと書かれています。アルミホイルでケーブルを覆う……結構手間のかかる方法です。やるかやらないか悩んだ末、要はHDMI端子のノイズの影響をアンテナ線が受けないようにすれば良いのだろうと思い、テレビ裏側のケーブル類の絡まりをほぐしてみることにしました。
結論から言うとこれが正解でした。
BDレコーダ奥側にぐちゃぐちゃに絡まった状態で押し込んでいたケーブル群をほぐして、全部のケーブルを直線状にしてみますと、アンテナレベルが一気に改善しました。数値的には、アンテナレベル44がテレビ表示可能なレベルに対し、当初のケーブルが絡まった状態ではBDレコーダーの電源OFFで45レベル、電源ONで30レベルまで低下していたアンテナレベルが、ケーブル整理後はBDレコーダーの電源ON/OFFにかかわらず54レベルまで完全させることができました。
アンテナレベルの低下原因はほかにもたくさんの理由があるので、一概にこれで全部の課題が解消するとは言えませんが、お金をかけずちょっとした手間で上記のとおりの大幅改善が見込めますので、同様の症状が出たときにはまず試されてみることをおススメします。
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