2年前に購入した愛板のデモデルタ(15-16モデル)ですが、購入してから一度もチューンアップなし、ワックスなどのメンテ作業も一切なしのまま3シーズン目に突入してしまいました。そんなノーメンテ板ですが、我が家のホームゲレンデともいえる車山高原で調子を確かめてきました。
今シーズンは近年にないほどの猛烈な寒波が来ており、関東でも大雪が降ったり、数十年ぶりに最低気温を更新したりと、連日寒い日が続いています。ということで、どのスキー場も雪不足に悩んでいた近年とはうって変わって大雪に沸いていることだろうと想像していましたが、車山高原はそれほど大雪でもなく、ゲレンデ脇には下草が見えるような状態でした。ただ、ゲレンデには(人工雪かもしれませんが)雪はついており、気温も低いのでスキーをするには十分でした。
バーンが粒の細かい氷が固まったような状態なので、どんな板でもそこそこ良く滑ると思いますが、2年前に購入したノーメンテのデモデルタもばっちり良く滑りました。滑る前に滑走面とエッジを確認してみましたが、滑走面は黒いままですし、手で触っても凹凸がまったく感じられず、非常になめらかな状態をキープしています。またエッジは多少ダレが出ているようにも見えますが、さびは無く、そこそこ良好です。
肝心な滑りの具合は…といいますと、板の性能よりも自分の技術で滑りの具合で決まるようにも思うので、何と書いたらよいか悩むところではありますが、板の走りに不満は無いということだけは確かです。まだまだ十分活躍してくれそうな予感。今シーズンは2月3月に1回ずつ滑りに行く予定なので、いろいろな雪質で滑りを確かめたいと思います。
板のメンテということで言いますと、著者は大学生の頃に競技スキー部に所属しており、当時はほぼ毎日のように板のメンテナンスを行っていました。先輩からは毎晩ヤレとアドバイスはもらっていましたが、生来のズボラ気質から毎晩はできませんでした(;^_^A)。レジャーでスキーをする限りではあまり意識しませんが、たいていどの旅館にもチューンアップルームが備えられています。そして、スキー部員たちは夕食や風呂の時間の合間を縫って、夜な夜なしっかりと防寒してチューンアップルームに向かいます。チューンアップ作業はどんなに短くても30分以上かかる作業で、毎日行うには根気がいります。
チューンアップの手順は、まず最初に滑走面を専用のクロスで拭いて汚れをとり、次にホットワックスを塗ってしばらく放置します。1時間以上放置したら、せっかく塗りつけたワックスを根こそぎ取らんばかりにスクレイパーとブラシで剥ぎ取ります。特にブラッシングは重要で、ブラッシングが不足すると逆にワックスが引っかかる(または貼り付く)ような感覚さえありますので入念に掻き出します。そして最後に、目の細かいブラシをかけると滑走面が黒光りして仕上がりとなります。
それから20年近くたち、今はとなってはノーメンテマンになってしまいました。板の性能が良いので、レジャーでスキーをする限りで不自由はありませんし、逆にノーメンテでどれくらい不満なく滑れるのかを試してみたいと思っています。…と、自分のズボラを正当化しています(;^_^A)
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