2017年1月に志賀高原焼額山スキー場に行ってきました。志賀高原は過去に2回訪れたことはあったもののいずれも10年以上前のことであり、写真で見れる範囲以外のすべてを忘れ去っていたため、久々の志賀高原スキー旅行を楽しんできました。
今回は、正月三賀中の人の移動が少ない日どりだったこともあり、町田から環状八号を経由して関越道へ入るルートを選択しました。圏央道を通って関越道へ入るルートと比べて距離は20kmほど短いので、環八が渋滞していなければ時短できる見込みがありました。朝7時半に家を出発し、東名町田インターから高速に乗り、関越自動車道の高坂サービスエリアに着いたのは8時50分。読み通り渋滞は無く、すいすい走ったのですが、過去に圏央道を経由したときの到着時間と比べて20分ほど遅い到着でした。渋滞がなければ環八ルートを選択したほうが早いという認識でしたが、どうやらそれは誤りだったようです。
高坂サービスエリアを出発した後、東部湯の丸サービスエリアで一度休憩をとりつつ、志賀高原最寄りの高速インターである信州中野インターには11時半に到着しました。最寄りのインターから一般道を30km走らないと目的地にはつきません。スキー場に到着すると荷物おろしやら着替えやらで時間がとられて昼食の時間が遅くなると思ったので、スキー場までの道中で良い店があればそこで食事をとろうと考えて進んでいますと、上林チェーン脱着所の手前にちょっとした蕎麦屋を見つけたのでここで昼食をとることにしました。
店に入ると欧州から来たとみられるスキー客が2人いるだけでがらんとしています。外気温は0度付近まで冷え込んでおり、温かい蕎麦がおすすめメニューに書かれていましたが、せっかくの蕎麦どころなのでざる蕎麦を注文しました。蕎麦というと少量しか出てこないイメージなので大盛りを注文したところかなり大盛りがでてきました(写真)。おいしいので特盛級のざるそばもあっというまに完食。そうこうしているうちに12時をすぎてちょうど昼時になってきました。すると先ほどまでがらんとしてた店内にぞくぞくとお客さんが入ってきて、ものの数分で10席近くあった席がすべて埋まってしまいました。店内で待っているお客さんもいるので食事は早々に切り上げスキー場を目指しました。
少し走ると車が20台ほど連なって停止しています。信号があるような場所ではないのでなんとなくスリップ事故かなと思って、車列の後ろにつけて待つものの一向に動く気配がありません。対向車の数もそんなに多くないので事故車をよけて進めば良いのに…と思いましたが、どの車も対向車線側から抜いていく気配が見られません。何かがおかしい、そう思い車列の先頭まで何があったか見に行ってもらうと、行く先の道中で数か所かスタック事故が起きているために道路を一時封鎖しているとのこと。仕方なく事故処理が終わるまでその場で待機することになりました。
待つこと3時間、ようやく封鎖が解除されました。新たな事故が起きないように、警察が誘導して一台ずつ間隔をあけて出発していきます。出発する車のタイヤを警官が確認し、四輪駆動ですよね?と確認していきます。うちの車は四輪駆動ではないので、四輪駆動ではないですと答えると、チェーンを積んでますか?と聞いてきましたので、それもありませんと告げると、買いに戻ったほうが良いと言われました。今までいろいろな雪山をスタッドレスをはいた二輪駆動車で特に問題もなく走破してきたので、そこまで必要かなと疑問にも思いましたが、四輪駆動車でも今日はスタックしているのでチェーンを巻いた方が良いと警官は言っています。大いに迷いましたが、その場で引き返してチェーンを購入することを決断しました。
3時間の待ち時間の間に数百メートルにまで伸びた車列を横目に見つつ来た道を引き返していくと、子どもは文句ブーブーでしたが、万が一でもスタックするよりはマシだと一喝して中野市街まで引き返しました。正直なところ、自分自身も午後から滑る気満々だったので引き返すことへの不満の気持ちはよくわかりました。ただ、地元の警察の人がスタッドレスタイヤでもチェーンを巻いた方が良いと言ってくれている状況は無視できないものでした。
中野市街の入ったところすぐにホームセンターが見えたのでホームセンターにもチェーンはあるだろうと思い入ってみるとチェーンはおいていないとのこと。また貴重な時間をロスしてしまった…と悔やんでも仕方ありません。オートバックスがあると教えてもらっていたのでオートバックスをめざしさらに道を引き返していきます。そして、オートバックスで無事にチェーンを購入し、先ほど引き返した上林チェーン脱着所に到着すると3時半を過ぎていました。
すでに車列はなく、警官もいなくなった上林チェーン脱着所はそのまま過ぎ、とりあえずスタッドレスタイヤでいけるところまではそのまま行ってみようと突き進んでみました。外気温はすでに0℃になっていましたが道路に雪はなく、また凍結している様子も見られません。ただ進んでいくにつれて道路に雪がちらほら見えるようになり外気温もマイナスになってきたため、待避所を見つけチェーンを装着しました。
チェーンを装着したおかげかどうかはよくわかりませんが、すっかり雪だらけになった道路を走り無事に焼額山スキー場ふもとのプリンスホテルに到着。時刻は午後4時を回ってしまっており、リフトはすでに営業終了していました。子どもたちをスキーウエアに着替えさせてゲレンデで雪遊びをさせ、大人たちは荷下ろしとチェックイン作業をこなします。一日移動に費やしてしまうことになりましたが、チェーンを載せていれば安心感はありますし、次回以後もまた使うことができます。貴重な経験ができたと納得して初日を終えるのでした。(その②につづく)
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“2017年1月 志賀高原焼額山スキー場 その①” への1件の返信