お正月休みに帰省したときに子供が買ってもらったおもちゃ「モコもじオリーナ」が購入して2週間でこわれてしまいました。その際のあれこれについて書いてみます。
2017年の正月、帰省したときトイザラスにいって子供がおもちゃを買ってもらいました。モノを買ってもらえなかった子供時代の経験しかない私からすれば、私の子供たちはもう十分というくらいおもちゃを持っていますが、あくなき物欲という表現が正しいと思いますが、とにかく次から次に欲しいものを見つけてきては買ってもらっていきます。親としては子供を甘やかすのもよくないとは思いますが、祖父母からすればかわいい孫なので少しでも喜ぶ姿を見たいと思うのもわからなくもなく、まあたまにしかないことだからと仕方ないかと思っていました。
さて話を元に戻します。その時に長女がタカラトミーの「モコもじオリーナ」というおもちゃを買ってもらいました。(写真)
写真を見てわかると思いますが、毛糸のようなものを織って文字入りの布を織るようなおもちゃです。このおもちゃですが買って2週間ほどでこわれてしまいました。こわれた部分は織り機のたて糸を通す上下に動作する部品です。本来この部品は上下に動作しても動作できる範囲が限定されており、本体からは絶対に外れないような構成になっていますが、どうやって壊したのかはわかりませんが外れるはずのない部品が外れてしまっています。そして、長女から修理を依頼されました。(「寝ている間に直しておいて」という無茶ぶり!)
わたしも一応エンジニアの端くれであり、しかもメカエンジニアなのでちょっとは詳しい分野です。いっちょう直してみるかと思い構成をよく見てみましたが、どうやっても外れるはずのない部品が取れているため簡単には元には戻りません。無理にはめ込もうとすると今度は本格的に破壊してしまいそうです。ネジを外していって知恵の輪のように入り組んだ構成をすべてばらばらにすれば部品をもとの位置に戻すことはできそうですが、ネジを少なくとも10個以上外さないと目的の部分まで届かなそうであり、それはそれで元に戻せなくなる可能性が残ります。修理目的とはいえ勝手に分解して壊したとあれば、メーカサポートも受けられなくなる恐れがあると思い、自分で修理するのは断念してお客様相談センターに問い合わせることにしました。
翌日、お客様相談センターに問い合わせると購入店、購入日時、箱に記載されているシリアルナンバーのようなものを聞かれました。そして、壊れた部分を説明して修理を依頼したところ、購入から日が浅いので新品を送っていただけるとのこと。買ったばかりで子供もまだ飽きてはいなかったので、この提案はすごく助かりました。そして数日後、無事新品が届きました。
私もエンジニアの端くれ。実をいうとお客様相談センターに修理を依頼する判断をした時点で、修理を受けたメーカとしては割に合わないだろうなとは思っていました。というのはこの製品の購入価格は5000円程度。メーカがおもちゃ屋さんに納入するときの価格はその何割かです。一方、壊れた製品の往復の郵送料で1000円くらいかかるうえに修理対応をする人件費は3000円以上はかかりますので1件の修理対応でメーカとしては売った時の利益が無くなることになります。
一方で、製品の工場出荷単価はせいぜい1000円以下に見えました。なので、おそらく壊れたものと新品とを交換という対応になるのではないかと想像していました。しかし、実際には新品を郵送していただける対応でしたので、こちらとしては送り返す手間がなくなったのでよりうれしい対応でした。
子供のおもちゃはこどもの扱いは乱暴なこともあって、間違った使い方をしていなくても壊れることがたまにありますが、そういう際には無理に直したりせずに、まずはお客様相談センターに問い合わせるのが良いなと思いました。
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