「ほうき」は何するもの?

子供と話をしていると、たまに大人では思いつきもしない突拍子もない発言をして吹き出しそうになることがあります。今回は「ほうき」について書いてみたいと思います。

我が家の次男は、幼稚園の年長さんになりました。といっても、もう2月なのでもうそろそろ卒園ですが。年長さんともなるとたいていの子供は字ぐらいは読むようになるのですが、うちの次男は全く字が読めませんでした。私としては別になんとも思っておらず、まあそのうち読めるようになるでしょう、くらいにしか思っていませんでした。しかし、さすがに夏を過ぎるころには、同じ幼稚園の友達は字も読めて手紙を書くようになってきたため、そろそろ字の練習くらいはしないといけないかなぁと思うようになってきました。そこで本屋に行き「ひらがな」の練習帳を買ってきて、週末に2ページずつくらい練習するようにしていきました。

最初は50音の文字練習からはじめて、次は2語/3語の単語ベースで読み書きの練習を行うといった具合にステップアップして進めていました。その頃の練習は、書かれている単語をまず読んでもらい、読んだ後にその単語を2回書くといったものでした。「いか」とか「かさ」とか、そういうごく簡単な単語ですが、ようやく文字を覚えたばかりの次男には一文字ずつ読むので精一杯な状況です。なんとか読めてはいるけれど、読めた単語の意味が分かっているのかなとふと疑問に思いました。そこで、読んだ後に「どういう意味か知っている?」と聞いてみることにしました。

私 「これはなんて読む?」
次男「……ほ……う……き?」
私 「それって何するもの?」
次男「うーん…空を飛ぶ道具?」

惜しい!言葉の意味を理解していることはわかりましたが、残念ながらほうきは空を飛ぶ道具ではないな~、と説明。次男としては何が間違っているのかよくわかっていない様子。まあ確かに今やほうきで掃除をすることなんて屋外の掃き掃除以外ではありませんし、せいぜい魔女の出てくるアニメか何かで空を飛ぶイメージしかないのも仕方が無いかもしれません。

ちょっと話が違うかもしれませんが、ハードディスクDVDレコーダでDVDを見ようとして「ビデオ見る?」と子供に聞いたところ、「ビデオ?DVDでしょ?」と言われたことがあり、今の子供からすると「ビデオ」は死語なんだと思ったことがありました。「ほうき」はまだ屋外ではふつうに使いますし、小学校での掃除時間にも使うでしょうからまだ死語ではないと思いますが、幼稚園くらいの子供にとっては本来の用途では思い出されない程度の存在になってしまったのかもしれません。

 


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