予測不能…小学校の授業参観にて

先日小学校の授業参観がありました。我が家は子供が多いので全員分回ると体力的にキツイですが、とはいえ3人分のクラスを見比べると年齢に応じた成長が見られ、また年齢ごとに異なる子供たちの日常が垣間見れて楽しいものです。その中でも特に低学年は、子どもたちの行動が想像を超えた動きをするので見ていて新しい発見があります。

長女が2年生の時に行った授業参観でのこと。先生の質問に対して生徒たちが挙手して先生があてるという見慣れた光景が繰り広げられていました。挙手する生徒というのはだいたい決まっていて、挙手した生徒がかぶらないように注意しながら先生があてていきます。その日は国語の授業で、主人公がどういうことを考えているかという質問が出され、ある生徒が先生から指名されました。

その生徒はゆっくりと立ちあがり、椅子をきちんと机の下に押し入れましたが、その後言葉が出てきません。先生が「主人公はどういうことを考えたかな?」と発言を促すと、その生徒はきまり悪そうに
「忘れてしまいました」
と答えました。すると先生は、
「じゃあ、また思い出したら答えてね」
と言って生徒を座らせ、「他に何か意見ある人~」と質問を続けました。

また、だいたい決まった生徒達が挙手しています。先生はしばらくだれを指すか思案した後、先ほど回答を忘れた生徒の隣に座っている生徒を指名しました。

すると、その生徒はすくっと立ち、すぐに
「忘れました」
と発言し、そしてまたサッと着席しました。

…うーむ、この光景をどう解釈すればよいのか。直前に隣の生徒が忘れました発言したばっかりなのに、その直後にまた忘れました~って…。しかも立ち上がって即座に忘れましたって…、と私一人心の中で突っ込んでると、先生はまた先ほどと同じように
「じゃあ、また思い出したら答えてね」
と言って何事も無かったように授業を続けました。

その日の夕食、私は早速その光景に驚いたと話をすると、当時4年だった長男が「(回答内容を忘れてしまうことは)2年生くらいだったらよくあるね~」と言っていました。2年生くらいではごく普通のこと、を改めて発見した面白い体験でした。


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