子供のスキー、購入とレンタルどちらが得？スキー・ブーツ編

子連れでスキーに行く場合、子供のスキーグッズを購入するかレンタルするかは悩みのひとつです。今回はスキー板、ストック、ブーツについて比較してみました。

スキー板、ストック、ブーツはまず先にレンタルする場合のコストを考えてみます。子供用はだいたいセットレンタルになっており、3点セットで1日あたり2,000円、ツアーの割引だと1日あたり1,000円くらいで借りることができます。

一方購入する場合、アルペンなどのスキーショップでショップブランド品をセット購入した場合は、スキーとストックのセットで12,000円程度、ブーツは5,000円程度で購入できるます。ROSSIGNOL（ロシニョール）やSALOMON（サロモン）のような有名ブランド品を購入した場合は、値段のばらつきが大きく一概にいくらと断言するのは難しいですが、ニューモデルにこだわらなければブーツは13,000円、スキーとストックは合わせて20,000円程度で購入できます。

ショップブランド品と有名ブランド品の値段の差はどこかと言うと、専門家ではないのであくまでイメージですが、ブーツは温かさと足へのフィット感、それと何より見た目のカッコよさの差。スキー板の場合は子供のスキーレベルからすると体感できる明らかな性能差はなく、主に見た目のカッコよさの差と考えます。

使用可能年数は、スキーブーツは購入時に少し大きい目を買ったとしても子供の成長からどうしても2年が限界です。スキー板も、それ自体の耐久では2年以上使えますが、身長の伸びやブーツとの組み合わせを考慮するとやはり2年での買い替えが必要になります。

以上を考慮して、ウエアと同様1シーズンあたりの費用で比較します。（ウエアと違い、道具のほうは異性兄弟でも使いまわすことができます）

　購入の費用(/年)：（購入費用）÷（耐年数(2))÷(兄弟の数)

　レンタルの費用(/年)：（レンタル費用）×（レンタル予定日数）

購入費用は合計で17,000～33,000円、子ども一人で使うとすると1シーズンあたり8,500～16,500円かかる計算になります。

しかも、購入した場合はスキー場まで板やブーツを持っていく費用も考慮する必要があります。つまり車に積んで移動するならばコストはかかりませんが、電車移動する場合はスキー板を持っての移動は大変であり、宅配などを使う費用も考慮する必要があるということです。さらにスキー板をチューンナップしたりする場合にはさらに余分にお金か必要になります。

以上をまとめると、単純な費用だけの比較をすると購入するのはレンタルに比べて圧倒的に割高という結論になります。ただ、金銭的な結論としてはそうですが、結局のところ何を優先するか（何に満足を見出すか）ということが大事であり、割高でもカッコいい板を履かせたいんだと思えば有名ブランド品を購入すればよく、なるべく安く上げたいと思えばレンタルをツアーで申し込めばいいということかと思います。本稿がその参考になれば幸いです。