人間ドックで眼底検査異常と診断された(;ﾟДﾟ)

会社の健康診断で人間ドックを受けました。数日後、医療機関から診断結果が送られてきましたが中身を見てギクリ。結果一覧に見慣れない「異常診断マーク」が…。

先日人間ドックを受けました。
今年は5年に一度の少し検査項目が多くなる年に当たります。普通の年なら実施しない腹部超音波診断と上部消化器官検査がついてきます。上部消化器官検査は通常プランではバリウム検査なのですが、追加料金を支払うと胃カメラ検査にアップグレードすることができます。私の血筋はガンを患った親族が多く、近頃、親がしきりに健康診断結果を聞いてきます。特に父はその兄を胃ガンで失ったことや自身も若い頃に十二指腸潰瘍を患っていたこともあって、消化器官の検査をしてるかどうかをしきりに気にしているようです。

しかし、私としては生まれてから一度も入院をともなうような大病を患ったこともなく、それどころか点滴すら受けたこともないこともあって、どうも胃カメラというものに漠然とした恐れを抱いていました。とはいえ、そろそろ受けておいたほうが気が楽になるかなとも思い、今回は一念発起して胃カメラ検査を受けることにしました。そして、検査当日。胃カメラを受ける番が回ってきました。喉に麻酔のスプレーをしてマウスピースをして、挿入された胃カメラをゴクリと飲み込みます。想像していたほどは胃カメラによる吐き気は無く、どちらかというと胃カメラというソリッドな物体が内臓に押し込まれる違和感というか痛みがあって、それは結構嫌な感じでした。ところで、胃カメラを考えた人って単純にスゴイと思いませんか。カメラを内臓に入れて検査しようと考え付くまではともかくとして、それを実際に実行するのには躊躇しますよね。開発当初の被験者の覚悟は相当なものだったと思います。これこそイノベーションというものでしょう。

さて数日後、人間ドックの診断結果が送られてきました。肝心の胃カメラのところは…「胃ポリープ（穹窿部）」と書かれています。それ以外の説明は無し。私のような医学素人にはこの文言だけでは正常なのか異常なのかよくわかりません。そのうえカッコ内にかかれた文字に至っては、漢字が難しくて読み方すらわかりません。結論がわからないまま判定一覧を見ると、消化器の列は「わずかに異常を認めますが日常生活に差し支えありません」のところに◎マークがついていました。なんとなくすっきりはしないものの、とりあえず気にしなくて良いのだろうと判断しました。

ただ、そのまま判定一覧を眺めていると一か所だけ「精密検査が必要」のところに★マークがついているものがあります。ﾋｨｨｰ(;ﾟДﾟ)。恐る恐るどの部位なのか見てみると眼科のところにマークが付いています。…正直なところピンときません。そもそも眼科検診なんてどんなものを受けたかも定かでもないレベルです。再び検査結果欄を見返してみると眼底検査のところに「視神経乳頭陥凹」と書かれています。またもよくわからない漢字が…。ネットで検索した感じではどうも緑内障の疑いがあるようです。

翌週末、早速行きつけの眼科に精密検査をしてもらいに行きました。私は視力が極度に悪いのと、アレルギー性の結膜炎になりやすいこともあって、年に数回ほど診てもらうかかりつけの眼科があります。受付で人間ドックで眼底検査で引っかかった旨を伝えておくと、診察室に入ったらすぐにお医者さんから「視神経乳頭陥没かな？」と言い当てられました。医師いわく、極度な近視の人はこれと診断されやすいとのこと。とりあえず再診してもらい眼底写真を取り直して診ていただいたところおそらくは問題無いとのこと。ただ、厳密には視野検査をしてみないと本当に問題無いかどうかはわからないと言われましたので、視野検査もしてもらうことにしました。

視野検査というのは、文字通り視野のある範囲が見えなくなっていないかを調べる検査です。私が受けた検査装置では、覗き込むタイプの検査装置に顔を載せた状態で片目をふさがれ、残った片目の方は検査装置の中央に光るオレンジ色の光の点を見つめながら視野のあちこちで光る別の光が見えたら手元にあるボタンを押していくというものでした。検査する装置内の視野は、中央にこそオレンジの点光源が見えるもののそれ以外は一面真っ白で、視野内に現れる光の点も白い光。しかも1回の検査時間が結構長く感じます。片目ずつ検査をしますが、ランダムなタイミングで光が点灯するのを逃さずボタンを押していくので結構な集中力を要します。

ちなみに、私は夜、電気を消すと1秒以内に眠りについてしまうような極度に寝付きの良い人間です。しかもこの検査前日に限っては夜2時くらいまで起きていたので少々寝不足気味でした。また、病院を訪れたのが昼食後という事もあって、ただ真っ白な視野を見続けているとだんだんと眠気が…(-ω-)。ﾊｯ!(｡ﾟωﾟ) ｲｶﾝｲｶﾝ。ボタンを押し忘れると見えていないと診断されてしまうのできちんと押さないと、と思いつつもまたすぐに眠気が…(-ω-)。とかやっていると、見えているんだか見えていないんだかよくわからなくなってきたりしつつ、両目の検査が終了。検査の結果は視野の欠けもなくて問題なしとのことでした。ヤレヤレ。

来年以後も人間ドックのたびに眼底検査で再検査要になる可能性は高いと医師から言われましたが、少なくとも次に再検査になった時は前日寝不足で受けないように気を付けないといけないな、と思った次第でした。